9月は初秋のイメージがあり、暑さも若干落ち着いた頃。
結婚式をするにも過ごしやすい時期で、人気の9月。
でも忘れてはいけません。
9月と言えば、心配なのが「台風」。
ゲストのことを考えて台風シーズンの9月の結婚式は避けるべきなのでしょうか?
この記事の目次
9月の結婚式シーズンに台風がどの位来てるのか調べました
気象庁のホームページによると、台風は年間で約26個発生し、約11個の台風が日本から300km以内に接近し、約3個が日本に上陸するそうです。
発生・接近・上陸ともに、7月から10月にかけて最も多くなるそうです。
台風がよく接近する沖縄を含めて、日本全体で年間約11個の台風が接近していると聞くと、そこまで多く感じませんよね?
でも、台風のニュースは毎年よく見かけます。
どういうことでしょう?
では、気象庁が発表しているデータを元に、2010年~2015年の5年間で台風の発生・接近・上陸回数をまとめ、図にしてみました。
上記の図より、9月は一年間で台風の発生・接近・上陸、全てにおいてピークに達していることがわかります。
やはり9月は台風の季節といわれるだけあるのですね。
ただ、注目していただきたいのは台風の接近数と上陸数です。
ピーク時の9月でも、接近してきた台風の数は4.4回。また上陸した台風は1.4回です。
実は、そこまで多くないのです。
天気予報やニュースで見かける台風情報は、まだ日本に接近していない台風も含まれており、メディアで報道されても進路を変更して日本には被害を出していない台風もあるので、報道から入る情報と、実際に接近・上陸している台風の数を見るとギャップを感じるかもしれません。
9月の結婚式は避けるべき?
結婚式の話題に戻しますと、上記データからもわかるようにピークの9月でさえ、日本に接近する台風は4.4回です。
30日間ある9月で台風に当たる確率としては非常に低いと言えます。
確かに9月の結婚式シーズンには台風のニュースが多くなりますが、過剰に心配するほどではないと思います。
でもやっぱり心配!結婚式の日に台風が上陸したらどうなるの?
まず心配なのはゲストのことではないでしょうか?
特に遠方に住む親戚や親友が交通機関の麻痺により式場に到着できなかったらどうしよう・・・と心配になりますよね。
交通機関が完全に麻痺して、どうしても式場に辿り着けそうにないゲストがいると判明したら、ゲストより先に連絡してあげるとよいでしょう。
ゲストとしては、結婚式に招かれ、出席すると返事をした手前、直前に行けなくなったと連絡するのは辛いはずです。
辛い気持ちは新郎新婦もゲストも同じだと思うのです。
ならば、新郎新婦から声をかけてあげましょう。「台風で交通機関が麻痺していますが大丈夫ですか?無理をしないで下さいね。」と身を案じる一言でゲストは安心すると思います。
また万が一、時間までに到着できない場合でも、会場に入ることができる旨も合わせて伝えておくと更に安心されると思います。
とは言っても、招待されたゲストは、結婚式が大切な日であることは重々承知のはずです。
結婚式に出席するために有給を取る人は珍しくないですし、出席するために前泊する人も多くいます。
ゲスト側からすると台風で行けないと言うよりは、どうやって行こうかと考えますので、大きな台風でなければゲストを信じるというのもありだと思います。
時間の変更や延期はできないの?余興とか挨拶はどうなるの?
時間の変更や延期
式場にもよると思いますが、台風の通過に合わせて時間の変更や延期は基本的に難しいでしょう。
式場の見学や予約をする前に必ず確認するとよいでしょう。
実は、私も9月に結婚式を挙げたので、台風が心配で見学の時に、式場の人に相談をしたところ、どこの式場も一度予約をしたら時間や日程の変更はできないという返事でした。
一般的な式場であれば、1日に1組の挙式というのは珍しく、大体1日に何組ものカップルが同じ式場で結婚式を挙げますので、式場の予約は時間で動いています。
そのため、時間や日程の延期は難しくなるのです。
事前の確認が大切ですね。
ゲストが来れない場合、スピーチや余興はどうなる?
また、台風の影響でスピーチや余興をするはずの人が来れなくなってしまった場合は、式場の人や司会者がきちんと対応してくれます。
台風に限らず、出席するはずの人が来れなくなってしまうというアクシデントは式場の人や司会者も対応に慣れていますので、いくつかの代わりのアイデアを提案してくれるでしょう。
歓談の時間を長めに取ったり、フォトラウンドの時間を調整したり、当日にその場で調整してくれるので、安心してプロにお任せしましょう。
結婚式に台風が来そうな場合に準備しておくべきこと
また、結婚式に出席できたけど、台風の影響で帰宅できないゲストが出てしまう可能性もありえます。
そんな時のために、新札のお金を余分に用意し、帰宅できなくなったゲストのためにホテル代やタクシー代、クリーニング代を心付けとしてお渡しするとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
9月というと台風が心配になりますが、そこまで心配することではないと思いませんか?
万が一台風が直撃したとしてもゲストの優しさを感じたり、忘れられない結婚式になるかもしれません。
先にも述べましたが、私は9月に結婚式を挙げたので、台風を心配していましたが、どちらかというと私たちより式場の人の方が天気予報に敏感でした。
当日が近づくにつれ、打ち合わせのたびに最新の気象情報を教えてくれて、「心配ありませんよ」と声をかけてくれました。
私からすると、「心配ありませんよ」と毎回声をかけて下さる式場の人の方が心配しているように見えましたが(笑)。
式場の方はさすがプロだなと関心しました。
また、私の友人で9月に結婚式を挙げた子がいます。
天気予報では大型台風が直撃する日だったので、友人は「ゲストが全員来れなくても仕方がない」と覚悟を決めたそうです。
実際には思ったより台風の速度が速く、当日は台風一過で気持ち良いくらいの晴天に恵まれました。
そんなことも実際にありますので、自然の動きは誰もわかりませんので、運を天に任せるというのもありかもしれませんね。
関連記事 7月の結婚式は非常識?夏の結婚式は暑いからやめるべき?