出会って、惹かれ合って、結婚するふたり。
幸せそうなあの人は、いったいどんな階段を上って結婚にたどり着いたのでしょう。
結婚にはそれぞれのストーリーがあります。
宝物のような、ふたりが歩んできた道のりをそっと覗き見てみましょう。
今回は将太さん(仮名)と綾子さん(仮名)にお話を伺いました。
芽生えた恋心
ふたりの出会いは10年前。
職場の配属先が一緒になったことがきっかけでした。
将太さんにとって綾子さんは年下の教育係でした。
第一印象で将太さんをかっこいいと思っていた綾子さん。
「一緒に仕事をしていく中で、気配りの出来るところや仕事の出来る部分に惹かれていきました」
一方の将太さんは「特に無いなあ」とクール。
それでも何かないかと思い返していた将太さんは、「あっ、思い出した!」と声を上げました。
「僕たち仕事で90kgくらいのミサイル積んだりするんですよ。男でもかなり重いんですけど、彼女は普通にこなすので、凄いな…と」
綾子さんは思わず「えっ…。それだけ?」
綾子さんには淡い恋心が芽生えていたものの、すぐに部署が別れてしまったふたり。]
それ以降関わりが無くなってしまい、仕事仲間のまま7〜8年が経ちました。
「私は彼を見かけるたび『相変わらずかっこいいな』って思っていて気になってはいたんですけど部署も違うし、状況的にも猛アプローチ!って出来なくて。何度も諦めようとしてました」
そんなふたりにあるとき転機が。再び同じ部署に配属されたのです。
もしかして、諦めなくていいのだろうか。そんな思いに駆られた綾子さんは猛アプローチを開始します。
猛アプローチの行方
綾子さんの猛アプローチを、将太さんはすぐに受け入れることはできませんでした。
それには将太さんなりの真面目な思いがあったのです。
「嬉しい気持ちはずっとあったんです。でも言われたからすぐ受け入れるって、ちょっと違うじゃないですか?」
しかし、毎日猛アプローチを受けるうち将太さんにも気持ちの変化がありました。綾子さんの真剣さに動かされ、将太さんも綾子さんのことを真剣に考えるようになったのです。
そこからは自然にお付き合いに発展したふたり。
「いや、『結婚してください』って言われてたんで。ね?」と将太さんが首を傾げると、
「そうですね。私、ずっとプロポーズしてたので」と頷く綾子さん。
なんと、付き合う前からプロポーズ。
「だって、もうずっと一緒にいたかったんです。だから『お嫁さんにしてください』って」と笑う綾子さんからは、その頃からずっと色褪せない深い愛情が伝わってきます。
付き合う前から結婚を強く意識していたふたりは、自然に結婚へ進んでいきました。
弁当と惚気
結婚相手に関係が変化して、お互いに初めて知った一面について話を伺うと、「ありますね!全然違うと思いました」と将太さん。
「まず優しいし、あと甘えん坊でしょ」
将太さんの言葉に「これ載せたらだめですよ!」と照れてしまう綾子さん。
また、綾子さんは一生懸命食事を用意して毎日お弁当も作ってくれるそう。甘えん坊なだけではなく、尽くしてくれる一面もあるようです。
一方、将太さんについて綾子さんは「私は特に無いんです。一緒に居るだけで楽しいし、好きになった時のままの彼が自分の傍にいてくれる感じです」
そんな綾子さんに将太さんは、これだけはやめてほしいということがあると話し始めました。
ふたりの愛に陰りが、と思いきや、将太さんは「弁当にね、ハートの形のシリコンカップ使うんですよ。恥ずかしくて恥ずかしくて」
最初は綾子さんの猛アプローチに押されていた将太さんもこの惚気よう。
心配は無用だったようです。
おふたりの話を伺って
情熱的な愛から結婚へ至った将太さんと綾子さん。
付き合うまでの猛アプローチを真っすぐに語る綾子さんと、嬉しそうな将太さんの姿が印象的でした。
愛し愛される幸せがあれば、おふたりのような楽しい結婚生活がずっと続きそうですね。
※この記事は、はっぴ本で行ったインタビュー取材を再構成・編集したものです。
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.01 〜いつの間にか、ふたりで〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.02 〜パーフェクトプラン〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.03 〜素でいられる幸せ〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.04 〜繋がる縁〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.05 〜恋に気づく瞬間〜