結婚式を予定しているカップルは、おおよそ6ヵ月以上前から式場の予約を取り、自分たちの希望する日取りで会場を押さえます。
しかし当然、結婚式の準備を重ねていけば様々な問題が発生し、予定していた日取りでの式が難しくなる場合も出てきます。ではそんなとき、結婚式場はキャンセルできるのでしょうか?
そしてその場合、いつから、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか?今回は、いつの時期からどのくらいのキャンセル料が発生するのか、ということについて詳しく見ていこうと思います。
結婚式のキャンセルってできるの?
結婚式という大きな契約では、本契約をしてしまったらキャンセルはできないのでは?と思う方も少なくはないようです。
しかしブライダル業界からすると、結婚式場のキャンセルは日常茶飯事。
実際私も、契約の際は初めにキャンセル料の説明を受けました。
そして、本契約の契約書には必ずキャンセルについての記載がありますから、もしものことを考えて契約時にはそのあたりもしっかりと読んでおくことをオススメします。
一口にキャンセルと言っても
・料金や雰囲気が合わず他に変えたい
・交通アクセスのいい場所に変えたい
・結婚式前の様々なトラブル
・病気、けが…
など理由は様々です。式場側もそんな様々なケースを想定し、キャンセルを申し出られた際にはその時期によってキャンセル料や違約金を設定しているのです。
では実際に時期によって料金はどのくらい変わってくるのか?見ていきましょう。
キャンセル料の相場はこれくらい
結婚式場にもよりますが、ほとんどの場合、本契約を結び式まで6か月を切った段階から、キャンセル料は発生します。そして時期が迫ってくるのと比例して料金も高くなります。
では実際に時期によってキャンセル料がどれほど変わってくるのか、見ていきましょう。
3~5か月前の場合
見積額の20%と、印刷などで使用した紙の実費精算が求められます。
2~3か月前の場合
見積額のおよそ30%と印刷費用などの実費精算が求められるでしょう。
1~2か月前の場合
この段階になると準備も佳境に入りますから、料理の食材や外注での解約費が掛かるようになってきます。それに合わせて、見積額のおよそ40~45%のキャンセル料を払わなくてはなりません。
30日~10日前
見積額の50%までと印刷費などの実費精算が掛かります。
仮予約の場合、有効期限は1週間程度なのでキャンセル料はかかりません。しかし本契約時に内金を収める場合、そのお金は返ってこない場合があります。予約した結婚式場の契約書をよく読んで確認しておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
様々な理由で結婚式場をキャンセルしなくてはならなくなった場合、それは難しいことではありません。また、キャンセルに関しては結婚式場も柔軟に対応してくれるようです。
しかしいったん本契約を結んでしまうと、どのような理由でのキャンセルでも時期ごとに違約金が発生してしまいます。そして内金などで契約時に支払った一部は返金されないこともあります。覚えておいた方が良さそうですね!
また、衣装などはドレスショップで契約を行うことがほとんどです。
その場合もドレスショップの方にキャンセル料を支払わなくてはならないので、その場合もしっかりと契約書で確認をしておきましょう。
結婚式のキャンセル、と聞くとつい後ろ向きな意味にとらえられがちです。
しかし様々理由でキャンセルをする人は少なくありません。お二人でよく話し合い、納得のいく場合、状況をよく話し合ってみてくださいね!