出会って、惹かれ合って、結婚するふたり。
幸せそうなあの人は、いったいどんな階段を上って結婚にたどり着いたのでしょう。
結婚にはそれぞれのストーリーがあります。
宝物のような、ふたりが歩んできた道のりをそっと覗き見てみましょう。
今回は啓吾さん(仮名)と有希さん(仮名)にお話を伺いました。
出会いと直感
ふたりの出会いは共通の友人が開いた飲み会でした。
絶対有希のタイプだから、と啓吾さんについて聞いていた有希さんは、最初は断っていたものの次第に期待を膨らませていました。
期待は見事に的中。
「『あら、タイプ♡』って思いましたよ」有希さんは照れながら当時を振り返ります。
一方の啓吾さんは、最初のうちは有希さんを意識していなかったそう。
しかし、メールをするうち有希さんに惹かれるように。
「話し方がかわいらしくて感じが良いな、とは思っていたんですけど、メールでは決めたらガンとして動かない心の強さを感じたんですね。そういうギャップ、いいなあ〜って」
実は、有希さんには不思議な直感がありました。
「彼とそのうち結婚するんだろうなって思ってたんです。『付き合う』っていう部分をすっ飛ばして(笑)。運命ですかね」
改札前の告白
デートを重ね、お互いへの思いを強くしていったふたり。
交際に発展した日について、「僕が告白したくてしょうがなくなっちゃって(笑)」と話しはじめた啓吾さん。
食事の後、啓吾さんは有希さんを散歩に誘いました。
駅の改札での別れ際、啓吾さんは決心して振り返り、「好きです!付き合ってください!」とストレートに告白。
もちろん有希さんの返事はOK。「いいよ〜」と答えたそうです。
七夕プロポーズ作戦
結婚の話題は早くから出ていたといいます。
「でもプロポーズ自体は中々されなかったので、しまいには彼は私に結婚詐欺呼ばわりされていました(笑)」と有希さん。
啓吾さんは、七夕の日にプロポーズをすることを決意し、有希さんが試験勉強のため実家に帰っているうちに準備を始めました。
でも有希さんにはお見通し。
「ヘタでしたよ〜。『丸とハートと四角、どれがいい?』って突然電話してくるんですよ。ああ、指輪のダイヤの形かな、と思いましたね(笑)」
七夕当日、啓吾さんはケーキを持って帰宅。
切り分けたケーキの中に指輪を忍ばせ、有希さんに渡します。
啓吾さんの描いたシナリオは、ケーキを食べている途中に指輪に気づいた有希さんが感激、というものでしたが…。
ケーキに銀紙がついていると勘違いした有希さんは指輪を摘まみ上げ、クリームまみれの指輪を発見。
「私、吹き出しちゃって。思わずケーキに戻しちゃいました(笑)」
その後、「結婚しよう。願いが叶ったね」ときめた啓吾さんですが、やはり有希さんは大爆笑。
笑顔いっぱいの未来を思わせるプロポーズになりました。
何気ない幸せ
最後に、結婚の決め手を伺いました。
「外見やかわいらしい性格ももちろんですが、とにかくしっかりしているところですね」と啓吾さんはキッパリ。
「優しいところ…かな。家庭的だし協力的です。そもそも私は第一印象から彼との結婚を予感したくらいなので」と照れながら有希さん。
啓吾さんが理想の家庭について「可愛い子どもがいて、外にはビニールプール出して、近くの公園においしいお弁当を持って出かけて」と語ると、「ああ、いいね」と有希さんも幸せそうに頷きます。
「あとは犬もいたら完璧です。何気ない日常のなかに幸せがあふれているような家族になればいいなと思います」
おふたりの話を伺って
運命に導かれるようにして結婚に至った啓吾さんと有希さん。
おふたりの素敵な関係が垣間みられた、プロポーズのお話が印象的です。
失敗も一緒に笑ってくれる伴侶がいれば、末永く幸せな結婚生活を送れそうですね。
※この記事は、はっぴ本で行ったインタビュー取材を再構成・編集したものです。
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.01 〜いつの間にか、ふたりで〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.02 〜パーフェクトプラン〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.03 〜素でいられる幸せ〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.04 〜繋がる縁〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.05 〜恋に気づく瞬間〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.06 〜溢れる愛情〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.07 〜距離を越える思い〜
【取材企画】HAPPYなラブストーリー vol.08 〜大切な人はすぐ傍に〜