はっぴ本誕生秘話 第3話
〜アイデアは突然に〜
「これだ!!!」
その時、テーブルに置いてあった一冊の雑誌に目が行きました。
稲妻というか電気が走ることがあるんですね。
ビビビッときたんです!
この雑誌のようにインタビュー取材して、自分たちのこと載せて、さらにプロフィールムービーのように友達や家族の写真も載せて、表紙にはふたりに写真を載せてタイトルはオリジナル、それを一冊にまとめたら・・・
「自分たちのことだけじゃなく、家族や友人のことも載っているので楽しく読んでもらって残るのものになるのでは?」
このアイデアがカタチになる、考えただけで興奮がしばらくおさまりませんでした。
ただ・・・・
ただ一つ心配がありました。
「見る人がいるのか?」
どれだけ豪華に作っても見る人がいなければ意味がありません。
そこで家族や友人に結婚式のことについて色々と聞いてみました。
そこで色んな現状を知りました。
・ おふたりがゲスト全員に何かしてあげたいと思っている。
・ おふたりは人と違うことをしたいと考えている。
・ ゲストが結婚するお相手のことを詳しく知る機会がない。
・ 一部の友人だけ紹介されて、さみしく感じる出席者がいる。
・ ふたりのことばかりで気遣いが感じられないと思う人がいる。
・ ふたりのなれそめを聞きたいけど、当日はそんな状況ではない。
「やっぱり!」
結婚するおふたりとゲストの皆さんが求めていることがこの一冊で解決すると確信しました。
しかしまだ、このときは
「自分の結婚式のときにしよう」
それ位にしか思っていませんでした。